chromedriverバージョン違いで動作しないときの対処法

seleniumでchromedriverのバージョンがchromeブラウザと違ってしまうと動作しなくなります。
でもchromeは自動更新でバージョンが上がっていくので、chromedriverとのバージョンのずれは発生してしまう。そんな時の対処方法です。

１．chromeブラウザのバージョンを確認する

まず、chromeブラウザのバージョンを確認します。
確認の方法は縦の三点リーダーのメニューから「ヘルプ」→「Google chromeについて」を選びます。

するとバージョンが表示されますので、このバージョンを控えておきます。
画像の場合だとバージョンは「96.0.4664.93」です。

次にターミナル（Macの場合）を立ち上げコマンドを実行します。
※Windowsの場合はコマンドプロンプトを立ち上げコマンドを実行します。

pip install chromedriver-binary=={xxxxx}

※{xxxxx}の箇所に先ほど控えたバージョンを入力します。
先ほどブラウザでバージョンを確認した例だと
「pip install chromedriver-binary==96.0.4664.93」と入力します。

実行するとエラーが出る場合があります。その場合には現在インストール可能なchromedriverのバージョンが表示されますので、chromeブラウザのバージョンよりもバージョンが低く、かつ最も近いバージョンを確認します。

先ほど確認したchromeブラウザのバージョンは「96.0.4664.93」でしたので、ここでは「96.0.4664.45.0」が最も近いバージョンになります。

chromedriverのバージョンを確認したらあらためてバージョンを指定し直してインストールします。

今回のケースでは「pip install chromedriver-binary==96.0.4664.93」と入力します。

すると無事、指定したバージョンのChromedriverがインストールされました。

これでchromeブラウザとchromedriverのバージョンの違いが解消されてseleniumが動作するようになります。